野菜づくりの失敗の原因は?
長雨や干ばつ、台風、などの自然災害、ウィルスや細菌などによる病気や害虫の被害、などなど・・・。
原因を挙げればキリがありません。
しかし、実感としては、そのような外部的な要因よりもむしろ自分側が原因となる内部的な要因の方がはるかに多くあるように思われます。
それは、時間が足りなくて、十分に作物の管理が出来ない、ということです。
いや、時間を足りなくさせている自身の管理能力が足りないということです。
他の仕事と同様に農業も計画を立て、その計画を時間内に実行し、不測の事態にも備えて対処できる管理能力が必須です。管理能力の無さは経営者である農家にとって致命的とも言えます。
さて、自分を振り返ってみると、「時間がない、もう少し時間があれば出来ていたのに・・・」とまるでダメ農家の典型的ことを言っていることがあります。
かと言って、今の経営規模・生産力と技術力では人件費に多くを費やすことももできません。
無駄な部分を洗い出し、仕事を効率化してスムーズに回して、今まで手が回らなかった面白い部分を伸ばしていきたい。
現状で最も時間が取られているのは、マルチ張りとマルチ剥がしです。
今年の夏作はマルチ張りと剥がしの時間がもったいなくてトウモロコシとカボチャはマルチを張らないで栽培したのですが、結局草取りの時間がなくて草に負けて散々な結果になってしまいました。
やっぱり雑草対策には必要だと実感しました。ならば、どうするか?
人手をあまり掛けられない状況で仕事を効率的にまわして行くためにの自分なりの結論が、マルチを張るのと剥がす作業をどれだけ素早く行えるかでした。
そして、勝負に出たのがこれです!

ではなくて、これです!

これは、成型機という機械で、耕すのと同時に畝立てが出来る機械です。さらにオプションでマルチ張り機が付いていて、畝立てだけでなくマルチ張りも同時に出来るのです。
マルチも横は土で埋めて張っていくので、剥がすものすごく楽になります。
これで、マルチ張りと剥がしの時間が大幅に短縮できる予定です。
さて、実際の畑で試してみると・・・。

こんな感じできれいに畝立てして、さらにマルチが張れました(*^_^*)
今までの畝立て、整地、マルチ張りの作業が一回の操作で出来るようになりました。驚異的です!
ロータリーの取り外しや微妙な調整などまだまだ慣れていないのですが、これを使いこなせれば野菜作りが大きく変わる確信があります。
posted by 山本有機農園 山本克也 at 22:00|
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