農作業自体は忙しいものの収穫が無いもしくは少なく、それに伴って収入も激減する厳しい時期です。
春の端境期は3月から4月で、秋の端境期は9月から10月です。さらに、その前後もピークに比べれば収穫は少ない状態です。
何と、一年の3分の1。いやそれ以上!!良い時期は、ひと時の夢のようです(笑)
「端境期だからな〜(笑)」と農家同士で慰め合っていても、やはり何とかしたい!
露地野菜なので周年出荷は難しい側面はあるものの、露地栽培でありながら端境期をいかに少なくするかが自分の農業経営安定化の重要なポイントとなります。
そこで、今年の春に葉境対策として栽培を始めたのがニラです。
ネギの仲間の多年草で、一度植え付ければ株が混み合うまで2〜3年収穫し続けられ、春と秋のちょうど端境期に収穫があります。調整作業が大変だそうですが、端境期なら他の野菜も少ないので何とかなるのではと思い、思い切ってそれなりの広さを畑を使って栽培を始めてみました。
3月に種を播き育苗し、6月に畑に定植しました。
最初は線香の様だった葉も、少しずつ育ってきました。
とは言うものの、収穫するにはまだ早く、今はまだ株を養生する期間です。
当然、ニラを育てる畑は一年間収穫が無く、収入もありません。
今年は、その分他の野菜を育てられないので、マイナス収入です・・・^_^;
つらい時期を乗り越え、来年の春には端境期の救世主になってくれるのか!?