2017年11月23日

ぼかし肥作りに挑戦

ぼかし肥ってご存じですか?
米ぬかや油粕、魚カス、鶏糞などの有機質肥料は有機農業には欠かせないものです。しかし、それらを生のまま畑にすき込んで、すぐに野菜の種を蒔いたり、苗を植えてしまうと、生の有機物を微生物が分解する過程で発生する物質などにより、野菜の生育に悪影響が出てしまいます。
そこで、生の有機質肥料を畑に直接入れる前に、予め微生物の作用で有機物を発酵させ、野菜に悪影響が出ないようにしたのがぼかし肥です。
これなら、肥料の効きが早いし、障害も出にくくなります。

そんな良い事づくめのぼかし肥ですが、今までは作るのが難しそうで、手間がかかるし、作った物の置き場もないので、安価な鶏糞主体の肥料体系を行なっていました。
その後、鶏糞の連投で土壌バランスが崩れてきたので、油粕や予め成分が配合された有機質肥料に転換しました。
しかし、今年の秋冬野菜の惨状から、このまま肥料に湯水のごとく金銭を投入し続けると経営が心配になります。
そこで、せめて追肥分くらいはぼかし肥を作ろうということになったのです。
もちろん、ぼかし肥作りで農作業がもっと面白くなると思ったということもあります。

しかし、今までぼかし肥を作ったことがなかったので、全くの手探り状態からのスタートです。

材料は、油粕3キロ、米ぬか12キロ、水5リットル。これで、20キロの肥料が出来ます。
材料は、お好みで良いかと思います。

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材料をよく混ぜて、少しずつジョウロで水を入れます。さらに、水と馴染むようにかきまぜます。

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手で握ってすぐに壊れるくらいで完成。水が多過ぎると腐敗するので、水は様子を見ながら入れます。

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ポリ袋の中に入れて、よく空気を抜きます。
今回は、切り返しが要らない嫌気性発酵で作ったので、後はシートを掛けて置いておきます。

初めての経験なので、上手くいくかは分かりませんが、出来上がりが楽しみです(^ ^)

posted by 山本有機農園 山本克也 at 08:51| Comment(0) | 日記

2017年11月21日

まずは、餅の絵を描いてみよう

今朝の大原。
山は、もう雪化粧をはじめていました。

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今年の秋冬野菜は、低温と台風で大きなダメージを受けました。その影響もあり、これまでの野菜の育て方を大きく見直している最中であります。

また、それ以外にも今人生の大きな岐路に立っています。
今のところは何も言えませんが、今朝浮かんだ言葉は、次の様なものでした。

まずは、餅の絵を描いてみよう。

諦めるのはいつでも出来るが、その前に出来る事は、全てやり尽くそう。


posted by 山本有機農園 山本克也 at 07:41| Comment(0) | 日記

2017年11月15日

根菜類に感謝

今年の秋冬野菜は、10月の長雨と台風でかつてない程の酷い状態ですが、それでも少しずつは出荷しています。
今朝も直売所「里の駅大原」へ野菜を出荷して来ました。

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サトイモ、西洋ニンジン、黄ニンジンと根菜類オンリーです。
カブ、春菊、九条ねぎ、水菜…と毎年の定番野菜が苦戦する中で、出すものがあるだけでも良しとしなければ…ヽ(´o`;
果たして、来年はどうなるのかな〜。


posted by 山本有機農園 山本克也 at 07:39| Comment(0) | 日記

2017年11月14日

苗も育たない

例年ならそろそろ玉ねぎの植え付け時期ですが、今年の玉ねぎ苗は全然育っていません。
例年なら放って置いても勝手に育つのですが、これも10月の長雨の影響でしょうか…。

さすがにこれではいけないと、先日トンネルを被せました。
これで少しはマシになってくれたら良いのだけれど…。

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posted by 山本有機農園 山本克也 at 10:10| Comment(0) | 日記

2017年11月09日

パイプハウス再建その3

完成したパイプハウスの中に、外に仮置きしていた農機具などを入れていきました。
収納ケースの中に細かい道具を入れて、使い勝手を良くしました。
この状態をキープせねば(^ ^)
ブルーシートを被して屋外に置いていた肥料や培土も順次入れていきます。
2代目パイプハウスは、今までよりも肥料置き場の役割を拡大しようと思います。

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これで、片付けから始まったパイプハウスの再建も、ようやく終わりました。
再建作業のために冬野菜の植え付けが遅れているなど問題山積ですが、何とか前に進んで行きたいと思います。

そして、一連の作業をやってる中で直面したのがゴミ問題でした。畑で使用した後ついついしまい込んでいたマルチなどビニール資材の多さに正直ウンザリしています。
確かに草取りのことを考えるとやむを得ないのかも知れませんが、やっぱりビニール資材の大量使用は、何処か後ろめたいものがあります。
台風でマルチが飛んだり、パイプハウスが壊れて、溜めていたゴミの処理に苦慮している今回の出来事が、今後の農業のありかたを考える上での転換点になった様な気がします。

実は、考えている事はあります。
成功するかは分かりませんが、想像(妄想)しているとワクワクして来ます。
あとは、えいっと、飛び込めるかどうかです。

posted by 山本有機農園 山本克也 at 15:21| Comment(0) | 日記

2017年11月08日

パイプハウス再建その2

むき出しの骨組みにシートを張って、シートが風に飛ばされないように上部にヒモを渡して固定し、2代目パイプハウスが完成しました!!
今回は、嫁さんと二人で建てられたというのも大きい意味があったかな(^ ^)

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中はご覧の通り…

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雪対策に柱を自作して立てて、柱に沿ってクワなどを引っ掛けるワイヤーメッシュを引っ付けて、物を置く場所にはパレットを敷きました。

まだ、道具が入っていないのでスッキリしていますが、これから道具を入れるとまたゴチャゴチャしてくるのかな。

いや、この機会にキチンと整理をしなければ!
細かい道具を入れるケースを買ってスッキリと収納しよう。
あとは、肥料を置くスペースを前よりも広くしよう。
結果として、前よりも有効的に活用出来るようにしたいなー(^ ^)

posted by 山本有機農園 山本克也 at 07:21| Comment(0) | 日記

2017年11月04日

パイプハウス再建

台風21号で全壊したパイプハウスの再建に着手しました。
まず、両サイドに支柱を打って行きます。
45センチの深さまで支柱を叩いて差し込みますが、たまに叩いているとカチンカチンと支柱の先端が石に当たる音がします。
そういう場合は、土を掘って石を取り除きますが、今回は想像を超える大物を発掘。

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石垣にでも使う様なのが出て来ました。掘れば掘るほど石が巨大になり、一時は心が折れそうになりました(>_<)

最初から手こずりましたが、サイドの支柱を立てると次は上のパイプです。
軽トラ上に脚立を立てて、天井のパイプを組み合わせます。
嫁さんが軽トラの運転とパイプの手渡しと二人掛かりで奮戦。

少しづつ形になって来ました。

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さらにサイドに長い支柱を通して固定し、少々斜めになりましたが、後ろの支柱も立てて、前の支柱に取り掛かった所で、今日は終了。
何とか完成の目処は立ちました(^ ^)

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もうひと頑張りだー!!

posted by 山本有機農園 山本克也 at 07:25| Comment(0) | 日記

2017年11月03日

九条ネギその後

台風21号で倒れた後に、全てバッサリと刈った九条ネギ。
少しづつではありますが、伸びて来ました。

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さすがにネギの回復力は凄い!
でも、この後にちゃんと伸びて無事に収穫できるかは、まだまだ分かりません。
11月の気候次第ですなー。

posted by 山本有機農園 山本克也 at 07:08| Comment(0) | 日記

2017年11月02日

赤しその種

大原の名産品と言えば、しば漬け。そして、しば漬けを製造するのに欠かせないのが、赤しそです。
毎年夏の大原では、沢山の赤しそが栽培されていて、田んぼの緑と赤しその赤紫色が美しいコントラストを成しています。
もちろん赤しそは、昔から大原で大切に栽培されて来て、種も門外不出で代々自家採取されて来ました。
うちの農園でも赤しそは、毎年自家採取していて、10月末頃に種取り用に栽培していた物から種を採ります。

さて、そろそろ種を採ろうかと畑の赤しそを見てみると何か変です。

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遠目に見ても穂がスカスカの様な感じがして、近くから見てみるといつもなら穂に詰まっている種が全く有りません。
どうやら、この前の台風21号で穂が強く何度も揺らされて種が落ちてしまった様です。痛恨のミスですが、正直そこまで頭がまわらなかった・・・(>_<)
来年に蒔く種が無いとなると、かなり深刻なことです。
何とかスカスカの穂から取り出したのが今年の赤しその種です。ギリギリかちょっと少ないかも。

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これは、大切に使わねば。


posted by 山本有機農園 山本克也 at 07:25| Comment(0) | 日記

2017年11月01日

初霜

11月に入りました。
 夜明け前の薄暗い畑を見てみると、何だか全体が白くなっています。

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そう、霜が降りたのです。
寒い朝だとは思っていましたが、もう霜が降りるとは…。
早すぎる冬の兆しに、これでは準備が間に合いません。

posted by 山本有機農園 山本克也 at 08:21| Comment(0) | 日記